TCRealive Overlay Version3.0をようやくリリースできました。

タイトルの通りです。(笑)
今回のリリースは、本当に苦労しました。

前回のリリース延期のお知らせ直後に実は、解決策を何とか見つけ出して修正を行い、4月の終わりごろにはリリースできそうだという感じだったのですが、悪夢が襲いかかってきたのは一度だけではありませんでした。(笑)

今度は、突然、ノートンにTCRealive Overlayのネット接続が自動遮断されるという、これまた理不尽な現象が突然発生して、もうリリースを諦めようとすら思ったくらいです。
実況ソフトで、ネット遮断されたら、実況ソフトの意味がなくなってしまいますからね。(笑)
幸いにも、こちらの方はすぐに原因が特定できました。

TCRealive Overlayの一部機能で、WebBrowserコントロールの機能を使っていたのですが、どうもそこで問題が発生していたみたいです。
Internet Explorerのセキュリティ問題が発覚して、ノートンの定義ファイルが更新された直後に発生しだしたので、まず間違いないでしょう。
解決策として、WebBrowserコントロールを使用しないように処理を修正した結果、あっさりと解決しました。
(WebBrowserコントロールの何が問題だったのかは未だにわかりませんが。)

そんなわけで、本当に苦労してようやくリリースにたどり着けてホッとしているのですが、当初の予定であれば、もう次のバージョンのリリース準備を行っているところなので、大幅に遅れてしまっており、今後は急ピッチで開発を行っていきたいと思います。

さて、以前から告知していましたが、TCRealive Overlayは、Version3.0からシェアウェアになります。
とはいえ、Version2.2までの機能はフリーで使えますし、Version3.0でもいくつか機能が追加されているので、まずはフリーで使ってもらい、気が向いたらシェアウェアを使ってもらえればいいと思います。
シェアウェアの方式は、TCRealive Playerと同じ機能毎なので、シェアウェア機能以外の機能は普通に使用することができます。

TCRealive Overlayの追加機能を以下に記載します。

・実況および実況履歴のマルチプロセス化
・実況の自動開始モードを追加
・実況および実況履歴のリセット機能にプロセスリセットを追加
・コメントのNG設定機能追加
・コメントのNG設定を自動的に行うペナルティアウト機能を追加
・実況及び実況履歴のコメントのグラフ表示機能を追加
・エラーで中断した実況履歴を赤色表示するように修正
・2chの次スレの自動選択モードを追加

このうち、赤字で記した二つの機能がシェアウェア機能になります。
マルチプロセス化は、これまで実況と実況履歴をメインプロセスで実行していましたが、Version3.0からはマルチプロセスで実行されるようになりました。
これにより、同時実行による負荷はかなり軽減されると思います。

あと、Version3.0でようやくNG機能が追加されました。
NG設定は、共通設定と実況毎の設定と2種類用意したので、全ての実況でNGにしたいキーワードなどは共通設定で行い、実況中にNGにしたいコメントを見つけた場合は実況単位でNG設定を行うのがよいでしょう。

実況の自動開始モードとは、今まで実況開始時に確認ダイアログを表示していましたが、これを設定した場合は、確認を出すことなく、時間が来たら自動的に実況を開始するという機能です。

プロセスリセットとは、連携アプリケーションとの連携をリセットする機能です。
今まで、連携アプリケーションを誤って終了させてしまった場合、連携を復活させる手段がありませんでした。
Version3.0では、リセットボタンに連携アプリケーションとの連携リセット処理を追加しました。
アプリケーションを誤って閉じてしまった場合に、リセットボタンをクリックすると、アプリケーションとの再連携を行うようにしました。
これにより、アプリケーションとの設定がうまくいっていないような場合にも、一旦アプリケーションを終了させてからリセットボタンをクリックして再連携を試みることが可能になりました。

2chの次スレの自動選択モードとは、今まで次スレの設定をユーザが一覧から設定する必要がありましたが、これを自動的に選択させる機能です。
選択モードは以下の5つで、指定したモードに合致したスレッドが自動的に次スレ選択されて実況を継続します。

・手動で選択(今まで通りダイアログで選択)
・最も新しいスレッドを選択(条件に合致するスレッドで、一番新しいスレッドを自動的に選択する)
・最も古いスレッドを選択(条件に合致するスレッドで、一番古いスレッドを自動的に選択する)
・最もレス数が多いスレッドを選択(条件に合致するスレッドで、一番レス数が多いスレッドを自動的に選択する)
・最もレス数が少ないスレッドを選択(条件に合致するスレッドで、一番レス数が少ないスレッドを自動的に選択する)

Version3.0から、実況中のスレッド名が画面に表示されるので、自分の想定したスレッドが選択されたかどうか判断することができます。
自動選択を設定した場合でも、これまで通りスレッド変更を行うことは可能です。
自動選択を設定しつつ、手動も活用することで、さらに実況がやりやすくなると思います。

シェアウェア機能のグラフ機能は、TCRealive Playerで一足先に実装された機能ですが、TCRealive Overlayの場合は実況時と実況履歴再生時でグラフ表示が少し異なります。

実況履歴のグラフ表示は、TCRealive Playerと同じで、コメントの時間分布を表示するグラフと、再生位置を表示するタイムラインや開始時間からの累計コメント数を表示する累計グラフなどの機能があります。
一方、実況グラフの場合は、コメント分布グラフと累計グラフ表示機能はありますが、タイムライン機能はありません。
これは、実況の場合は、常に現在がグラフ表示位置になるためです。
あと、実況グラフの場合は、直近の数分間だけをグラフ表示するリアルタイムモードと、実況開始から現在までのグラフを表示する全体表示モードの2種類を用意しています。

シェアウェア機能のもう一つの機能として、ペナルティアウト機能と呼ばれる機能があります。
これは、指定した条件に合致したIDを自動的にNG登録するという機能です。
これを使うと、以下のような設定を行うことが可能になります。

・直近の10分間で、NGコメントを5個以上投稿したアカウントを自動的にNGIDに登録
・直近の5分間で、同じコメントを10個以上投稿したアカウントを自動的にNGIDに登録
・直近の5分間で、bigを含むコマンドのついたコメントを10個以上投稿したアカウントを自動的にNGIDに登録

実況はリアルタイムなので、個別に1つ1つNG設定を行うのは不便なので、ペナルティアウト設定を利用して、効率よいNG設定を行うとよいでしょう。
もちろん、ペナルティアウトでNG設定されたIDのNG解除も行うことができます。

以上が、Version3.0で追加された機能になります。
自分で言うのも何ですが、どれも結構便利な機能ではないかと思います。(笑)
苦労に苦労を重ねてようやくリリースできたTCRealive Overlay Version3.0を多くの人に使ってもらえると非常に嬉しいです。

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